Life綴り ~風の光・花の音~

 身近な草花や、詩や音楽や美術展、日常事やハートで感じるスピリチュアルな話題等、幅広く織り混ぜて徒然に記します。

「シャガール三次元の世界」展を観て来ました。 名古屋市美術館にて。

 

 

名古屋市美術館で現在開催中の、

「シャガール三次元の世界」展を

観てきました。

シャガール展としては、各美術館で企画開催されることが比較的多く、

これまでも何度か観てきているので、もう良いかな~と思いつつも、

行ってみれば、それなりに見応えがあり、発見もあります。

結局、寒風の中、防寒しっかりしつつ、出かけて良かったです。(*^_^*)

 

 

「シャガール三次元の世界」展パンフレット表

 

パンフ表絵 

 「誕生日」 1923年  油彩

シャガールの誕生日に、恋人(結婚前の妻ベラ)が

花を抱えて彼の部屋を訪れたときの様子が表現されています。

シャガールが、恋人たちを描く愛の画家として、

画風や知名度が確立して行った過程の、初期代表作の一点ですね。

 

パンフ画面右上の彫刻 

「ふたつの頭部と手」 1964年 大理石

上の絵から頭部が立体にして再表現されています。

 

 

~パンフレットより~ 

本展は、この作家のあまり知られていない彫刻と陶器などの立体作品を、まとめてご紹介する日本で初めての試みです。
約170点の出品作品のうち、3分の1が彫刻と陶器、それ以外は馴染みの深い絵画や素描、版画といった構成です。
シャガールが立体作品に取り組むのは晩年ですが、三次元への意識はごく初期の作品にも見られます。
絵画と彫刻、平面と立体が、この作家の中でどのように意識され、作品化されていったのか、その制作の秘密に本展は迫ります。

 

 

「シャガール三次元の世界」展パンフレット裏

 

パンフ裏

「黒い手袋」 1923年-48年 油彩

「逆さ世界のバイオリン弾き」 1929年 油彩

「振り子時計のある自画像」 1947年 油彩

「空想の動物」 1952年 石膏

「散歩」  1961年 陶土

左下 ブロンズ作品を仕上げるシャガール写真

 

 

シャガールの創造力は、

枯れない泉・尽きない泉が体内に在るかのようです。

高齢になってもなお尽きることなく湧き出るかのような創造性、制作意欲には、

圧倒されるものがあります。

 

 

ロマンチックな幻想的な絵が得意とされるイメージのシャガールですが、

この人自身がロマンチックな人物かどうかは判りません。

辛辣な毒舌家の側面もあったそうですし、

絵には(特に後年の絵には)深い屈折感も横たわっている気がします。

 

が、妻を愛し、また支えられもしながら育んだのだろうか、そのロマンス感が、

初期には彼の創造性の大きなインスピレーションとなり、

後々まで題材として、あるいは後年には(たとえば舞う花びらのように)

絵の中の欠かせないモチーフともなっていったようです。

 

 

最初の妻の急死の後、シャガールはしばらく絵筆が持てなくなっています。

やがて画業に復帰した後に、お手伝いに来てくれた女性が後年の妻となり、

シャガールを終生支えています。

シャガールにとって妻とは、暮らしの伴侶であると同時に、創造の女神でもあったのかもしれません。

 

 

ポストカードからチョイス。↓

シャガール「レビの一族」のためのヴァリアント

ハダサ病院付属ユダヤ教会堂のステンドグラス

「レビの一族」のためのヴァリアント 1960年-62年

墨・グワッシュ、和紙

 

 

シャガールは旧約聖書の題材にも多く取り組んでいます。

 

 

 晩年のシャガールが墨や和紙を多用していることは驚きですが、

その墨を画材としてもたらしたのは、あの本田宗一郎氏だそうです。

意外なところで日本との接点がありますね。

 

 

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・

 

 

絵、焼き物、彫刻など、質・量が適度で、(多過ぎず少な過ぎず)

(好き嫌いはあるでしょうから私感では、)充分楽しめました。

 

 

と、ざっとご紹介まででした。

 

 

会期の残り日数はあと僅かです。

興味をお感じの方、お見逃しなく・・・。

 

 

 

 

 


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